『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』
https://m.media-amazon.com/images/I/61tE72aErML._SY522_.jpg https://www.amazon.co.jp/-/en/%E8%8B%A6%E6%89%8B%E3%81%AA%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E3%81%8C%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E6%95%99%E5%AE%A4-%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E7%8C%BF/dp/4140819952
読書猿、初の「薄い」本?! 秘伝の読書術をどこまでもやさしく、深く
読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……読書にあこがれはあっても、悩みは尽きないものです。そんな、読書にまつわる悩みの数々を、「正体不明の読書家」読書猿が一挙に解決! 「本は最初から最後まで通読しなくてはならない」「内容をしっかり理解しなくてはならない」など読書への固定観念が、読書に苦手意識を生む原因。そこから自由になる方法をやさしく伝えます。
大ベストセラー『独学大全』をはじめ、圧巻の「大全」を著してきた著者が、自身の「核」となる読書術を、かつてなく薄く読みやすく、それでいてどこまでも深くお届けします。「本は好きだけど読書は苦手……」読書への片想いはもう終わりです!
第1部
本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと
第1回 全部読まなくてもいい
第2回 はじめから読まなくてもいい
第3回 最後まで読まなくてもいい
第4回 途中から読んでもいい
第5回 いくつ質問してもいい
第6回 すべてを理解できなくてもいい
第7回 いろんな速さで読んでいい
第8回 本の速さに合わせてもいい
第9回 経験を超えてもいい
第10回 小説なんて読まなくていい
第11回 物語と距離をおいていい
第12回 小説はなんでもありでいい
第2部
出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと
第13回 いろんな本を知ろう
第14回 本の海「図書館」へ行こう
第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう
第16回 百科事典から始めよう
第17回 百科事典を使いこなそう
第18回 書誌はすごい道具
第19回 書誌を使ってみよう
第20回 件名を使いこなそう
第21回 上位概念を考えよう
第22回 リサーチ・ナビを活用しよう
第23回 青空文庫に浸ろう
第24回 デジコレにもぐろう
第1回 全部読まなくてもいい
"まあ、待て、ここからが肝心の話じゃよ。オホン、本の読み方などというものは、何のために読むかで変わる"
タスクの管理の仕方だって、読書メモの書き方だって、何のためにそれをするのかで変わってくる。この自明な話を見えなくするのが「絶対的な方法」という非-方法。提供するノウハウを絶対化することで「何のために」という視点を欠落させてしまう。規定された「〜のために」からの脱出が抑制される。
第2回は予読・転読・掬読
このあたりで、ああ独学大全の読むに関する技法が紹介されていくのだろうな、と予想。
女の子の「当たり前すぎて、ありがたみが何もないよね」というセリフが響いた。大切な技法は説明してみればだいたい当たり前であり、ありがたみがない。逆に、ありがたみを感じるようなものはだいたい素っ頓狂だったりする。社会学が私たちの「当たり前」をゆさぶるように、ノウハウにもそれが必要かも
第3回 最後まで読まなくてもいい
良い文章というものは、読み手が感じる疑問にちゃんと答えてくれるものじゃ
文章の背後に問答ありなのじゃよ。
狭く深く読む
読書感想文など、何かの本をもとに文章を書くようなときは、狭く深く読むのが重要
第4回 途中から読んでもいい
問いを抱え、その問いの答えを探しながら読む
ミステリー小説がわかりやすい例として上げられている
ブックカタリストで読書メモの書き方の練習としてミステリー小説(推理小説)を上げたことが思い出される